GW尖端でのperforation

今日はPCI 2件でした。1例目:RCAosのPROMUSがISRでPOBA。LCXの病変にXience入れて良いです。2例目:RCA#3の血栓性病変でParachuteでdistal protectionし3.5mm VIBEでIVUS評価ballooningしXience入れています。VIBEの通過性は問題ありませんでした。しかし、有用性に関してはまだ???です。途中#4PDの枝のGW尖端でのperforationに気づきballoonにてlong inflationしても止まらないため最終的にcoil 2個入れ止血に成功です。GWが初め枝に迷入したことが原因でした。このような場合の対策としては①balloonでlong inflation②脂肪、血栓などをcoilを詰める③micro cath.をperforationした枝に持って行き陰圧をかける④perforationした枝をjailしてcovered stentを本幹に入れる。これらの対処方法を知っておいて実際できるようになっておく必要があります。塞栓による方法は血栓、脂肪は透視で見にくい(造影剤を入れてdefect部で確認するのですが非常に見にくい)のでcoilがいいと思います。止血も確実ですし。1個では止まらないことが多いので2個以上必要とすることがほとんどですが。まあカテ室に非常時用にcoilは常備しておいた方がいいと思います。