Balloon付IVUS

今日の症例のうち2例にballoon付IVUSを使ってみました。VIBEという商品名でVolcano社が最近出したようです。まだ生産が追いつかず全ての病院には出せないようですが。さてこのVIBEというballoon付IVUSは尖端から10mmのところにballoonのdistal markerがあり、balloon長は15mm。尖端から30mmのところにIVUSのトランスデューサーがついています。Balloonはsemi complianceでメーカー曰わくTAZUNA likeとのこと(これは言い過ぎかも・・・)。Balloon sizeは2.0〜3.5mmまでラインナップされています。IVUSは今までのVolcanoのWR,Platinumを継承しておりVHも使用可能です。まず1例目のLADの簡単な病変に試しました。3.5mm VIBEを使いましたが問題なしです。2例目のRCA soulder部のCTOにも試しました。CTO内を1.0mm balloonで開いてから2.5mm VIBEを選択。病変通過はでき、VIBEのballoonでCTOを拡張。しかし、その先の狭窄部を超えないので、Platinumが通るか試してみました。すんなり通過。んーVIBE残念。これは付属のballoonのrelapが悪いのかもしれません。もう少し使わないとわかりませんが・・・。さてVIBEを使うメリットは何かといいますと①他のIVUS+balloonとVIBE 1本の値段の差はVIBEの方が安いため患者さんへの経済的負担が少なくなる②IVUS、balloonとdeviceの出し入れの回数が減るので全体の手技期間の短縮につながる。現在言えるのはこれくらいでしょうか。もう少しVIBEを選択するメリットを探ってみたいと思います。