環浜名湖インターベンションカンファレンス

昨夜、環浜名湖インターベンションカンファレンスという研究会に参加してきました。近隣の病院が症例を持ち寄りディスカッションするとうい会です。計4演題あり、私たちの施設はretroの症例。他はstent fracture、RCAの屈曲病変でACS、HD患者へのDES種類選択でした。当院のretroの症例は、近隣でretroをやっているDrは少なくコメントできる人がいない。自分で解説するはめになってしまいました。さびしい限りです。Stent fractureの症例はstent入れた直後に造影上slitがあり?IVUSでは確かにstrutが少し開いているところがあります。でも本当にfractureなの?という感じです。Stent入れた直後にfractureなど起こるの?確かに石灰化はあるのですが?不良品ではないでしょうか?次にRCAの屈曲病変で#1と#3に病変があります。#2が血管蛇行がすごくて#3のPCIは難しそうです。またdistal protectionが必要か?との問いがありましたが、すればいいじゃんって感じです。#1ではなく#3でトラブったみたいですが・・・。最後はHD例でDESは何を選択するかとのディスカッション。最近T stentがC stentよりもHD患者に少し有効かもというデータが出ています。しかし、私の知っている限りmulti centerのrandamized studyはなく、いづれも治療時期の違うものを比較したものです。少し疑問が残るstudyばかりです。またパクリタキセルがどういう機序でHD患者のintima増殖を抑制するか理由がわかりません。だれも分からないのです。我々が知らない機序があるのかもしれません。その他の理由としてはstent plat formの違いで。T stentはC stentに比べstrutが薄く、comformabilityが良いという点です。そのため慢性期のstent fractureなどが少なくなり、良い結果が出ているのかもしれません。ではX stentでの成績はいいのでは?との疑問が出てきます。これについては近々T大学のI先生を中心にmulti center studyを行う予定らしいです。