出張カテ

今日は当院での診断カテ2例の若手ドクターの指導をした後、岐阜県のある病院の依頼を受け出張カテに赴きました。LADosからのCTOでstumpなし。以前LCX-LMTにCypher、LADpにCypherが留置されています。LADosは10mmほどstentでcoverされていません。Retoro channelはPD-SBが何本かあります。2nd attempということです。以前anteから不成功だったようです。まあretroから入ってLADosはConquest Proでpenetrateしてexternalizationできるだろう、その方が手技的には簡単だろうと戦略を立て訪問先を訪れました。しかし!そこで聞かされたことが腎移植後の方で現在Cr1.7、また移植腎が右大腿動脈付近に移植されており右ソケイ動脈は使用不可。また両側とうこ骨動脈も以前のシャント閉塞で使用不可とのことでした。Retroのシステムを組むのには...。仕方なく左大腿動脈8Fr、右肘動脈7Fr開始。しかし!また2つ目の問題が左大腿動脈からRadifocusが上がりません。造影すると左総腸骨動脈90%狭窄および石化化ガチガチ。8Fr shortシースに変更し、7Fr GCが何とか上がりました。しかし!3度目の問題が...。その病院には7Frのガイドカテの種類が少なく結局LCA 7Fr FL3.5、RCA 7Fr FR4でやっとワイヤー操作開始です。腎機能温存のためpreの造影はなしで以前の造影を頼りにretroから開始。PDまでCorsairを進めtip injection。しかし!ここで4度目の問題が...。SB channel確かにあるのですが屈曲蛇行強く3-4本試しましたが全部ダメ(Sion、XTR使用)。気持ちを切り替えanteに変更。IVUSでCxからの引き抜きでLAD入口部を確認して始めからConquest Proの2 bendを作成し数回ずれた方向に行きましたがpLADのstent内に入ったような感じとなりました。Stent distal edgeからfalseに入るのが嫌だったのでsoft wireに変えようとしましたが、CorsairがCTO内に入っていかず、またMougulも不通過。恐る恐るConquest Proを末梢まで進めました。しかし、その後もCorsair、Mougle入らず。LAXA通過せず、Sapphire2が通過し拡張。だがballoon rupture。その後TAAZUNAが通過しLAD-LMTにXience Primeを入れ最終KBTを行い綺麗になっています。造影剤量も多くなくよかったです。当初の予定とはかなり違いましたが...。