Stent入れたつもりが無い?

今日はPCI 3件。全てtypeA lesionでOCTガイドで治療しています。TypeAなので全て若手ドクターにさせてみました。いろいろなことが起こります。1例目:LCXの狭窄でXience留置。でも途中ワイヤーが3回ほど抜け何回もやり直し。2例目:これもLCXでEndeavor留置。RCAのintermediate stenosisはFFR有意でなくdeferしています。TypeAなのに時間かかりすぎ。3例目:LADの狭窄でNobori留置したつもりが・・・んっ?LADにstent見えないんだけど・・・そう時々若手がやってしまうミスですがstent balloonの中に初め入っている金属の内針を取る際、stentごとballoonからとってオペレーターに渡す。また若手であるオペレーターが気づかず病変にballoonだけをもっていき拡張(本人はstent留置しいていると思っている)。これでは病変にstentがあるわけありません。すぐ私が気づき内針のところからstentを探しだし、別のballoonにマウントし直して留置しなおし問題なしです(stentマウントし直すのはPS stentの時代はよくやっていましたねー、stent balloonが悪かったため少しでも通過性のいいballoonに載せ替えて)。とほほ情けない。これは若手ドクターが陥りやすい失敗ですよね。私が若手のときはこんな失敗はしなかったですが・・・、でも今まで同じことをしでかした若手は他の病院を含めこれで4人目。そう考えると結構あるものです。みなさんも注意してくださいね。でも本当に若手の指導は疲れます。