最終日

本日今年最終日です。PCI 2件。1例目:uAPでLCXにNobori留置。2例目:uAPの方で造影するとかなり重症です。CABGを選択するのがベストかもしれません。いろいろな事情によりPCIで治療することに。RCA CTOのLCXおよびLADが99%。本当はRCA CTOから手をつけた方がリスクは少ないのですが、責任血管はLCX。この部位へのPCI中にトラブらないよう注意して、またIABPをすぐ入れられるよう準備しながらLCXにNobori。一過性にslow flowとなりましたが血行動態も変わりなくニトプロ使用にてすぐflow回復です。次にLADにもNobori入れて無事終了しています。このような血行動態の破綻を来す可能性が高い方を治療する際には非常に神経を使いますし、スピーディーな治療が求められます。また急変時にすぐ動けるコメディカルの存在も重要です。うちのコメディカルは教育によりできるようになっていることを信じています。さてRCA CTOは来年じっくり治療しようと思います。さあ明日からは緊急に備えることにします。