Stent jailによるside branch閉塞時に使用するGW

今日の3例目のようにstent jailによるside branch閉塞時に使用するGWですが、protectしたGWがない、またとっかかりもなくなった場合は困る場合がありますよね。最悪の場合はbranchをGWで拾えずMIを合併してしまうことになります。何とか拾いたいですよね。その際どのGWを選択するかで術者の力量が判ります。①soft wire②plastic jucket wire③少し硬いGW。この三つのパターンがあると思います。soft wireやplastic jucket(tapered wireも含む)だとbranchに引っかからずdistal stent内にGWが逃げやすく、branchに引っかかってもpusherabilityがなく、これもstent distalに逃げてしまいます。そのため少し堅めのGWを選択するのがベターだと思います。GW尖端の曲げはproxymalの血管径に合わせることです。これでほとんどうまくいきます。ただ少し硬いGWなのでbranchからfalse lumenに迷入するリスクはあることを認識しておいて下さい。さて少し硬いGWって、実際何?ということですがintermediate、Miracle3くらでいいでしょう。私はMiracle primoというワイヤーが好きです。3gより少し尖端加重は小さめです。MiracleシリーズにPrimoをいうのがあるの知ってました?だいぶ前からあります。