昨日の報告

出張カテに行きCTO 1例を治療させてもらいました。Re-try caseでRCAのCTOです。前回RCAosにGCのinjuryのためstentが留置されましたがAoに3 strut程飛び出したらしく、その後GCがかからずGWがstentの横からしか入らなくなりfailureとなったようです。このケースをとのこと。難しいケースです。RetroのchannelはLAD-apical-RV branchのepicardo arteryでかなりクネクネしていて出来るだけ使いたくない。まずanteから入り前回osに留置されたstentの真ん中をGWが通ってくれれラッキーと思いながら。ダメならretroをtryし、それでもダメならanteのstent横からGWを通しstent strutを開いて前回留置されたstentを壊してCTOを開けにいくという作戦を立てて望みました。予想通りanteからはstentの横からしかGWが入らず、retroにスイッチ。でもretroも予想通りクネクネchannnelをGW通らず。最後の手段に。まずGW入れ手前のstentを拡げ（GWがstentの真ん中か横からかはわかりませんが・・・IVUSでは真ん中の様な気がします）、Corsair+XT-RでCTOを通過しPOBA＋stent。しかし、この頃から何故か血圧低下し、造影してみるとretro channelがperforationしており、心嚢穿刺、coilを入れて止血し事なきを得ました。Epicardo channelは要注意です。