OCT guided ROTA
3件のPCIでした。1例目:RCAの狭窄でdiffuse。#4PD〜#1にXience Primeを留置。2例目:AMIの方で#15PDが閉塞。Promus Element留置。3例目:LCXとLADの狭窄。LCXは急性期stent留置が困難であった方です。Femoralからback-upをとり最終的にXience Primeを留置できました。LADはOCTで見ると360度石灰化1mm以上の厚さです。1mm以下に石灰化は減少させたいですが、ワイヤーバイアスなどで不可能なこともあります。ROTAで削り石灰化は少し減少。まだ1mm以上あるような。Burrサイズアップはリスク有り、NSEで亀裂を作ってXience Prime留置しています。良好な拡がり!!石灰化が1mm以下に削れた群と削れなかった群を比較してみるのもおもいしろいかもしれませんね。
EmergeとKamui
久しぶりの更新です。ブログは引退しようと思っていたのですが、どうして最近更新されないの?と復活を希望される意見を多く聞きましたので復活を決めました。さて、最近EmergeとKamuiというballoonがリリースされたのをご存じの方も多いでしょう。触った感じはかなり良いのではと思いますが、この2つのballoonの性能、通過はどうなの?また今まで通過性のいいballoonと比較してどうなの?という疑問がありますね。この2つのballoonが登場する前までの私の通過性のいいballoon順位は①Sapphire2②TAZUNA③IKAZUCHI④Lifespear⑤LAXAでありました。この新しい2つはいったいどこに食い込むんでしょうか?実は私もまだ掴みきれてないのが現状です。昨日EmergeとKamui 2つを比べることができる症例に出くわしました。LCXの屈曲、中等度石灰化病変です。2.0mm Kamuiが通過せず、2.0mm Emergeが通過しました。この症例に関してはEmergeに軍配が上がりました。まあ、あくまでもこの症例だけであり、最小径balloonでなく2.0mmですからね。ご参考までに。また比較検討が分かり次第報告致します。もうすでに通過性の違いを得たというかたは教えて頂ければ幸いです。では、また。
StentをROTAで
RCAのISRを繰り返すHDの方です。今回もISRでrecoil。2.0、2.25 Burrでrotablationsしできるだけstentを削ってNobori留置しました。
LADos
今日は1例。LADにXienceが留置されておりstent proximal edge〜LADosまでintermediate stenosisでした。FFR0.64で有意でありResolute IntegrityをLMT-LADに入れています。